ストリート、アメカジ、ワーク、ミリタリー、トラッドといったファッションシーンにおいて日本が誇る「東京ブランド」。雑誌でいうと、RUDO、GRIND、SENSE、warpなどに該当するブランドたち。そんな日本のメンズファッションシーンをけん引する存在といってもいいブランドたちが、最近なんだか路線がポップすぎる方向に突き進みすぎていて、好きじゃなくなってきている.....。

僕個人が好きなブランドはざっと以下の感じ。

アメカジ、ワーク、ミリタリー系
・CALEE
・COOTIE
・CUTRATE
・RADIALL
・PHIGVEL
・OLD JOE
・TENDERLOIN
・NEIGHBORHOOD
・RATS

ストリート系
・SOPH
・uniform experiment
・White Mountaineering
・WTAPS
・BEDWIN

10代後半からストリートファッションにはまり、そこからアメカジやアメトラ、ワークテイストを好むようになっていった。それからずっと上述の、大人でも着続けられる東京ブランドに魅了され続けてきた。

しかし、去年(2017年)くらいから各ブランドのテイストが一気に「ガキ向け」なのかと思うほどのポップな路線になってしまったように感じる。(もちろん全ブランドが、ってなわけではないんですが)

なにかブランド戦略として、インバウンド(特に中国とか韓国)ウケ狙いとかなんでしょうか.....!?ちょっと前に90年代ストリートがテーマになっていましたが、またそれとも違うように感じます。

僕個人的には、この風潮が残念でなりません。東京ブランドの魅力って、10代・20代をバリバリのストリートで育ってきた30代・40代の大人でも色褪せることなく「キマる」かっこよさがありましたが、今のノリだと到底30代の自分には厳しいものがあります。

ストリート育ちのおっさんが着こなす、大人のストリートスタイルの雰囲気ってかっこいいじゃないですか。ブランドは変わらずとも、その中で選択するアイテムは年相応のアイテムを選び、着こなすわけです。今まではそういう選択肢があったのですが、昨今には着たいと思えるアイテムが無いです。

断然「ガキ向け」「中国人向け」みたいな、プリント・刺繍・色使い・パターンのアイテムばかりで、一気に東京ブランドのファッションシーンから足がとおのきそうです。