
ファストファッションを筆頭に「デフレ化」が止まらないアパレル業界の次なる未来は、「アパレル」と「ファッション」がより鮮明に線引きされるのだろうと思う。そして、そのどっちつかずで中途半端なことをやっているブランドは、時代の中で淘汰されるに違いない。
要するにこういうことだ。
アパレルとは
提供する価値:安価で質・機能性があり、欲しい時にすぐに手に入る
該当ブランド:ユニクロ GU ZOZO(プライベートブランド)
ファッションとは
提供する価値:カルチャー、コミュニティ、目に見えない付加価値、自己主張
該当ブランド:Supreme NEIGHBORHOOD WTAPS White Mountaineering
該当ブランド:Supreme NEIGHBORHOOD WTAPS White Mountaineering
該当ブランドに関しては、一例にすぎないが、なんとなく伝わるのではないかと。心理的な側面で例えるのであれば、ワクワクしないものとワクワクするものに分かれる、ともいえそうである。
つまり、アパレルは日用雑貨のような存在になっていくのではないか。その反面、ファッションとはファッションの本質的な部分である「自分を高めるもの」「楽しむもの」として、より価値にフォーカスされたものになっていく。
この流れはZOZOSUITに代表されるテクノロジーの波によって一気に進んでいくと予測できるのではないだろうか。今日まで大手企業を筆頭に「価格での差別化」でしか市場をつくってこなかったツケが、テクノロジーによる次の時代へのみ込まれ始めているのが2018年現在ではないか。
僕なりの解釈として、テクノロジーとは「わずらわしさを解消するもの」であるので、アパレル側へのテクノロジーによるイノベーションは、ビジネスとしてのスケールメリットが非常に大きいと考えられる。そうなると、アパレル企業ではないIT企業による市場開拓も進んでいくはずである。
そうするとこの流れの先に見えてくるのが、いま中途半端な立ち位置で安売りを繰り返しているようなブランドが時代とともに淘汰されていくことではないか。ブランドが持つ価値すら定まらないようなブランドが溢れかえっており、時代が求める価値と一致しないブランドは消えていく。
果たして、こういった時代の流れを感じ、理解している企業やブランドがどれだけあるのだろうか。
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