「一度しかない人生を精一杯生きる」ってつまりは「自分の人生を生きる」ということに通ずると思っている派です。

そして「自分の人生を生きる」つまり、自分にフォーカスした生き方ってこれからどんどん豊かになっていくと思うんです。

例えば、メンズ市場でいえば ”自分磨き” が活性化していくんじゃないかと予測しています。

(なんとなくです。それなりに毎日いろんなことを考えて生きている中でそのように感じるんですね)

で、具体的には大きく3つの市場が盛り上がると思います。

そして、大げさではありますが、これらによる格差も起こるんじゃないかなと。


ファッション

まずは、ファッション。要するに服装ですね。

どういう服装がおしゃれでどういう服装がダサいという話ではありません。

”自分磨き” としてファッションを楽しんでいるのか、気にしているのか、というのがより重要になってくる領域じゃないのかなと思うんです。

今回述べる3つの市場の中でも、ファッションについては一番大衆的にも理解されてきていることではあります。

ユニクロを代表に、わりと誰でもインフラレベルに近いところで手軽に「それなりの格好」ができるのが今です。

通販という手段が当たり前になったのもその要因のひとつですね。

なので、世の男性たちのファッションレベルは多少なりとも底上げされてきているはず。

そんな時代において、

服装なんてどうでもいい

服装なんて気にしない

服装で人を判断するな

といった脳ミソをしている人は、ちょっとやばいと思うんですね。

人は見た目が9割とまでは言いませんが、社会の中では確実に意味をもつことなので、ファッションに無頓着な人は、令和時代で置いていかれるんじゃないでしょうか。


美容

次は、美容。

美容というとだいぶ広範囲ですが、ひとつ取り上げるならスキンケアです。

ものすごく気を張っていなくても、社会の中で生きていたら、メンズの美容意識って確実に上がってると思うんですね。

お店でもわりと高単価なメンズコスメがプロモーションされていたり、メンズ美容に関する情報の流通量も増えてきていることを感じます。

情報の流通量という点ではSNSももちろんなわけで、こういった普段から接している情報によってメンズのスキンケアに対する方法や知識が自然レベルでアップデートされていっています。

おそらく、今のおっさんたちよりも若い人たちの方がはるかに美容意識があるものではないでしょうか。

なので、スキンケアしている人としていない人の差が目立つようにもなっていくと思います。

またまた、人は見た目が9割とまでは言いませんが、メンズでも美容意識を持つことが当たり前になっていくのではないかなと。


運動

最後は運動。

健康のためという意義ももちろんあると思いますが、結局は ”自分磨き”のための行為です。

気分転換、スリムな体型を維持するため、筋肉をつけて体を大きくする、ムキムキにするなど目的や目指す姿は多様ですが、運動こそもっとも原始的な ”自分磨き” と言えますよね。

偏見かもしれませんが、大人になって全く運動していない人ってどこか不健康な印象を受けます。

運動に関連する市場を見てみると、手軽に利用できるジムが爆発的に増え、ランニングやハイキングといったアクティビティシーンは、右肩上がりで盛り上がっています。

AI、IoT、自動運転などテクノロジーがどんどん発展していくと人は暇になるんです。

つまり、可処分時間(自分の判断で自由に使うことのできる時間)がより多く生まれるんです。

この時間を健康とも紐づく運動でより消費される未来が、少なからず想像できます。



ここまで述べてきたメンズ市場でよりフォーカスされていく3つ(ファッション・美容・運動)は、女性市場でいえばすでに当たり前のことなんですが、いよいよメンズ市場にも波及していくのではないかなと。


「自分の人生を生きる」「自分にフォーカスした生き方」つまりそれは ”今を楽しく生きろ” ということ


ホリエモンの有名なスピーチにもありましたが、「今を生きろ」というメッセージがより具現化されていくのではないかと思います。

例えば、ハゲてる今の自分が嫌だとしたら向き合わないでどうすんのよ、的な。

人生一回きりです。

嫌だったら向き合うしかないんです。それが「今を生きろ」なんです。

服装なんてどうでもいい

男と美容は無縁のもの

運動なんて必要ない

こういうメンズは、どんどん差がついて逆にマイナスな意味で目立つようになりそうです。

なぜなら、(多少強引ですが)今を楽しく生きてるとは思えないからです。

たぶんですけど、経済市場的にもメンズのファッション・美容・運動領域って伸びていくような気がします。


富裕層はすでにこの市場に身を置いている

富裕層というとあれですが、ある程度お金に余裕のある人たちは、自然とファッション・美容・運動に投資しているのが現実です。

確かに、ファッション・美容・運動は、ある程度お金を掛けないと実際には楽しめないことの方が多いもの。

ただ、ファッションなんかはすでにそうですが、市場規模が大きくなれば価格競争が働くので、間違いなくもっとマス層へも受け入れられる価格やサービスが出てくるはずです。

そうなったときにメンズ市場で如実に ”格差” が起きる、というのが僕の未来予測です。

格差というと、資本的なものさし(要するに金持ち、貧乏)で図られるイメージですが、これからは表向きにはファッション・美容・運動領域で格差が強調されるのかもしれません。

けど、結局それらに投資できるか否かって資本力に通ずるわけなので、「経済的格差社会」はどんどん広がるのが令和の現実だったりして。

という、資本主義社会の現実は、より色濃く社会に反映されていくと思います。

そこにメンズ市場では、ファッション・美容・運動領域がプラスオンされる、これが令和で加速していくのではないでしょうか。