ヒト、モノ、サービスすべてにおいて、相手から「信頼される」ということはとても重要。
答えはこれです。
加えて、多くの人が勘違いしているのが、正論の振りかざし方です。
何事も信頼の上に成り立っている、といっても過言ではありません。
逆に、何もかもから信頼されなくなることほど恐ろしいことはありません。
信頼を積み上げること、広げることこそが人生を豊かにしていく、と僕は思います。
では、どうしたら信頼は集められるのでしょうか?
悩みや疑問に共感してくれる人に信頼は集まる
答えはこれです。
加えて、多くの人が勘違いしているのが、正論の振りかざし方です。
信頼とは「正論だけ言う人」よりも、「悩みや疑問に共感してくれる人」に集まる傾向があると思います。
決して、正しい情報や詳しい情報を発信しているだけで生まれるわけではありません。
これは人間関係はもちろん、例えば、メディアなどにも言えます。
評論家や批評家のような人たちにありがちですが、つらつらと正論っぽいことをいくら語られても、決してそういう人たちに対して信頼は生まれません。
身近な人でもなんでも良いですが、
人が集まる人
人が集まるお店
人が集まるサービス
これらは、すべて信頼の上に成り立っているはずです。
そしてその信頼は、悩みや疑問に共感してくれるから生まれているのではないでしょうか。
正論だけどなにか好きになれない人
ビジネスシーンでもプライベートでも、「正論だけを言う人」を好きになることって、実は少ないような気がします。
「あの人は頭が良くて優秀だと思うけど、好きになれない」
「論理的にも数学的にも正しいけど、ワクワクしない」
こういったことってよくあることではないでしょうか。
理由は、「悩みや疑問に共感してくれる」部分が無いからだと思うわけですね。
やっぱり、心を持つ人間である以上、正論を振りかざされたところで、信頼は生まれないんです。
これは個人的なことですが、評論家や批評家たちに代表されるななめ上からのポジショントークだけをする人が嫌いな理由がまさにこれです。
間違ってはいないけどつまらない、と思ってしまいます。
悩みや疑問への共感がインサイトを刺激する
マーケティング用語で「インサイト」という言葉があります。
いわゆる消費者の欲求のツボを突くことなんですが、これまた一方的な正論だけではインサイトというツボは押せないと思うわけです。
信頼を得ることと同様、「悩みや疑問に共感してくれる」からこそ、欲求のツボを刺激できます。
洋服を買うときでいえば、「糸があれで」「生地がこうで」「つまり生産背景が」というような、売る側の一方的な都合(正論)を並べられたところで、そんなに洋服を買う意欲はわきません。
それよりも、この洋服を着ることによって
こんな暖かさで寒さから解放してくれる
自分を引き立たせてくれる
気分を上げてくれる
というように、この洋服を着ることで「楽しさ」や「豊かさ」が手に入ると思わせてくれる視点で寄り添ってくれたほうが、欲求のツボは刺激され、結果的に買います。
これからのビジネスでは、売る側の一方的な正論だけでは、買う側にとっては買う意味が見い出せない流れがどんどん加速していきそうです。
最後に改めて言います。
信頼は「正論だけ言う人」よりも、「悩みや疑問に共感してくれる人」に集まる
これに尽きる。
世の中で「信頼されている人」「信頼されているもの・サービス」を冷静に俯瞰してみてみると、悩みや疑問に共感してくれている部分が、必ず存在しているはずです。
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