ネットテレビ『AbemaTV』の番組内で元SMAP香取慎吾が着ていたGUのパーカーが、番組放送後に激売れし、在庫がなくなったとのこと。そのアイテムは、元ヴィトンのキム・ジョーンズとのコラボ商品。

以下ニュース記事
香取がインスタグラム上の『気になるフォロワー』に実際に会いに行く企画で、何の気なしに着ていたグレーのパーカーが大変なことになっている。

「ファストファッションブランド『GU』と、デザイナーのキム・ジョーンズとのコラボパーカーです。さっそく“特定”されて、ファンがこぞって購入しているのです。

オンラインストアでは3色展開している中で、香取さんが着たメンズのグレーカラーだけが放送から1日にして在庫切れになっています」(ネットニュース編集者)
てか、メンズシーンに香取慎吾の影響ってあるんですね.....。そのパーカーがこれ↓

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着用していたグレーだけ売切れってことなんで、「香取慎吾が着ていたモノだから買った」という理由以外なんでもないってことですよね。なんなら、これがパーカーでなくスウェットであっても同じ現象になるのでしょう。

洋服なんかは特にですが、「モノだけを売る」っていうのはもう難しいことになっています。それはつまり「 モノだけの差別化は難しくなった 」ということです。

GUのパーカーでいえば「香取慎吾というブランド人が着ているパーカー」と同じものを着れる、手に入れられるという「体験」に消費行動が起こっているわけですよね。

ジャニーズという価値は異常値であるものの、顧客体験で差別化することへ目を向けなければいけないことは明白です。

アパレルの世界で言うと、GUやユニクロは圧倒的な低価格で圧倒的に質のいいものを提供できていることが最大の顧客体験に繋がっているわけですから、その部分では勝てないブランドは別の顧客体験を考えなければなりません。

ですが、世の中のほとんどのブランドが「ブランドらしい
顧客体験が何なのかすら考えてないように思う。結果、「安くしないと売れない」という事態に陥っているのです。