日本の経済成長も終わり、国も会社も弱くなっている現代において「勤勉であること」「生まじめに働くこと」が、すなわち ”仕事ができる人” であるはずがありません

丁寧に仕事をこなすとか、細かい気配りが大切であるなどといった、昔から語り継がれている美学みたいなものは、ネット時代の現代では崩壊しています。

特にこれから述べる3つのことを認知でき、理解しているかしていないかで「仕事ができる人」と「仕事ができない人」に大きく分かれます。


1. 無駄なことを丁寧なことと勘違いしない

これ、その通りすぎませんか?

会社員である僕は、激しく同意するとともに、こういう人やコトがとても多いのが事実だと思います。

実体験で言うと、

・稟議などの承認フロー

・報告や共有が目的の定例会議

・定量的なレポート作成にムキになる

・議事録の手直しに多くの時間を割く

・何重ものチェック作業

といったように、日常のあちらこちらで無駄に対する丁寧な取り組みが散見されます。

「手間暇をかけることが誠意や愛情の証」とか「そうしないと気持ちがこもらない」みたいなことを盲信してる人多いですよね?

冒頭でも書いた丁寧に仕事をこなすとか、細かい気配りを全てのコトに対して実践している人は、どちらかというと仕事ができない人です。

仕事ができる人は、無駄なことを丁寧になんてやりません。

また、ブラック企業に不満を抱いている場合、真正面から戦って職場を改善していくという建設的な姿勢は、まさに無駄そのものだと思います。

「こんな会社に就職するなんて運が悪かった!」とでも思って、すぐに転職することが正解です。

この場合、本質的に仕事ができる人は上述の通り、損切できる人です。

現代のビジネスパーソンで、無駄なことを丁寧にやるマンは仕事ができない人です。


2. 仕事のための仕事をしない

今の自分の仕事を振り返った時に、

・上司のための仕事

・会社のための仕事

しかしていない人は、仕事ができない人です。

もっと言えば、市場価値が低い人です。

仕事ができる人は、

・お客様のための仕事

・自分のための仕事

をする人です。

こういう人は、すなわち市場価値も高くなります。

・上司のための仕事

・会社のための仕事
これらは言い方を変えれば「仕事のための仕事」です。

上司がいなくなったらどうするのでしょうか?

会社が無くなったらどうするのでしょうか?

こういう働き方をしている人が集まった組織がお客様にどんな価値を提供できるのでしょうか?

そして、市場で戦える会社なのでしょうか?



3. 奴隷の幸福にならない

奴隷の幸福とは、人は誰かからやることを指示されて従っていた方が楽である、といった意味の言葉です。

ビジネスの世界では、型にハマり役割を半ば半強制的に与えられる方が楽で居心地がいい人が大多数です。

例えそれが、穴を掘って埋めるといった無意味な作業であっても。

この奴隷の幸福状態のビジネスパーソンが、仕事ができる人なのかできない人なのかは言うまでもありません。

なんなら、穴を掘って埋めるという無意味な作業すら丁寧なことと勘違いして、仕事を増やしている職場もあるんじゃないでしょうか?

奴隷の幸福状態の人は、優秀な奴隷になるという方向の努力をしているに過ぎません


以上3つのことが認知でき、理解しているかしていないかで、現代を生きるビジネスパーソンとして「仕事ができる人」と「仕事ができない人」への大きな分かれ道となります。

また、昨今言われている社畜を本質的に捉えるなら、

無駄なことを丁寧なことと勘違いしてる人

仕事のための仕事をしてる人

奴隷の幸福に当てはまる人


のことを指すのではないでしょうか。


「仕事ができる人」になるためのオススメの本

僕が読んだ本の中で、仕事に対する取り組み方やスタンスに影響を与えてくれた良書を紹介します。

どの本も定期的に読み返す価値のある本たちです。


- 生産性―マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの


仕事が「できる・できない」は、生産性が「ある・ない」に置き換えることができます。

成長するとは、生産性が上がることである、というメッセージが凝縮された視点で書かれていますので、今の自分の働き方を見直すきっかけになる一冊です。


- 自分のアタマで考えよう


奴隷の幸福状態がまさにそうですが、自分の頭で考えることを放棄していては仕事ができる人にはなれません。

自分で考えたことだけが本当の力になることを教えてくれる、そんな本です。

とにかく読みやすい内容なのでオススメです。


- 自分のことだけ考える。無駄なものにふりまわされないメンタル術


ホリエモンのこの本に書かれていることは、無駄なことにまじめになっている自分をハッとさせてくれます。

「不真面目になれ、生真面目になるな」とか「ひとつの熟考より3つの即決」といった内容は、うだつの上がらない日々を過ごしているビジネスパーソンは読んでおくべきです。