EC含めた小売業界と買い物という行為の未来はどうなるのか?について、「間違いなくこうなるだろうな」と深く共感できる見解がありました。

小売業界の方はもちろん、一消費者である多くの方が知っておいて損はない話かと思いますので、語られていた内容を端的にまとめてお届けします。


小澤隆生さんが「コマース革命で日本が世界の模範となるために、企業はどう動くべきなのか」で語った内容が超必見

EC視点にはなりますが、小売で今起きているコアビジネスと、今後の潮流が非常にわかりやすく語られているのがこちらの動画。

そして、近い未来の買い物の在り方についても、超納得の内容で語られています。

▼ コマース革命で日本が世界の模範となるために、企業はどう動くべきなのか


小澤さんについてご存知ない方は、こちらを見て頂ければと思います。

わかりやす~く、心にスッと入ってくるトークで、

・小売の今とこれから
・買い物の未来

を解像度高く話されています。

そんな有益な情報が語られている動画の内容をまとめます。


今、小売業界でグローバルレベルで起きていること

まず、小売の最先端で起きていることが明文化されているのがこの部分。

※動画の中の話し言葉を文書として読みやすい言い方に変えてます。
これからは、商売(マネタイズポイント)の多重化が重要になる。

小売元来の「モノを仕入れて売る」だけの利益(粗利)だけでは、価格競争で商売が成り立たなくなってきているので、多層化をしていく。

この究極はamazon。

amazonは、データを預かる、ものを預かるところまでお金を稼ぐ。

さらには、顧客から参加費を取るというサブスクリプションモデルのamazonプライムまである。

顧客からお金を取ると何がいいかというと、ロイヤリティがめちゃくちゃ高まるから、多少ものの価格が高くてもamazonから買うことになる。

このように最後の「モノを売る」というところだけでは勝負をしなくする
amazonを例に挙げられていますが、楽天やヤフーなどもこの「商売の多重化」が果敢に行われています。

例えば、楽天は今や金融会社とも言われていますよね。

それは、楽天カードや銀行といったモノ売り以外のサービスを充実させ、そして収益を上げているからです。

誰もが知る楽天市場という、「モノを売る」ビジネスだけでは勝負していないわけです。

まさに、ビジネスの多重化を図っています。

ヤフーについても、プレミアム会員費を代表とした付随サービスなどで、マネタイズポイントを多重化させています。

これらは、今はネット企業大手に代表されていますが、どんな企業でも意識しておくべきビジネス視点ではないでしょうか。

有名な話で「プリンター屋はインクで儲けている」という話がありますが、まさにこういうことです。

小売 = モノを安く仕入れて高く売る

この元来の手法だけにとらわれていては、厳しい未来が予想できます。



10年後の買い物の未来

次は、買い物の未来について語られている部分。
買い物には、わざわざ買うモノ補充で買うモノの2種類がある。

生鮮だったりシャンプーといった日用雑貨は、わくわく楽しみながら買うモノではない。正直選ぶ手間すら省きたいモノ。

この補充で買うモノについては、 ”買いたいと思う前に目の前にある” といったように、お買い物をわざわざしなくてもいい世界が、特定のお買いものでは成立するのではないか。

逆にわざわざ買うモノは、店頭で手に取ったりした方が楽しいから、比率も高まるのでは。

一緒くたに買い物を語るのではなく、いくつかに体系化してわけて考えるべきである。

今のamazonはどちらかというと補充。

AI、IoTというのは今は補充の方で使われている。

これが趣味嗜好品の方でどうなっていくか、ここにはビジネスチャンスがありそう。

ただ、店頭強いよ、という感じはある。
この話に僕は完全同意です。

世間では「モノが売れなくなった」などと語られていることが多いですが、小澤さんのような解像度で捉えていれば、決してそうではないと思います。

「モノが売れなくなった」のではなく、「これまでの売り方ではモノが売れにくくなった」と、僕は捉えています。

補充で買うモノのを必死に「どうしたらわくわくして買ってもらえるか?」なんてことを考えていたら売れるわけがないですよね。

とにかくサクッと買えることが求められている価値なのに。

一方で、わざわざ買うモノを「いかに簡潔に買ってもらえるか?」ばかり考えているのも、なんだかズレてしまっているはずです。

といったように、買い物自体をひとつの行為で捉えてしまう解像度はナンセンスです。

これは自戒も込めてですが、小澤さんが語られている内容に「確かになぁー」と気づかされているようではまだまだなんですよね...。

物事を一方通行ではなく、多角的に捉える。

有りか無しか、YES or NO ではなく、その間を感じ取る。

こういった視点というか感性を磨かなければいけません。