「基盤のある女性は、強く、優しく、美しい」がキャッチコピーのファッション誌VERYには、とにかくエモい言葉が満載。

なんなら、VERY妻って、エモさでできてるんじゃないかとさえ思うわけです。

まず、「エモい」という言葉の意味を改めて確認すると、

エモいは、英語の「emotional」を由来とした、「感情が動かされた状態」、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本語の形容詞。 感情が揺さぶられたときや、気持ちをストレートに表現できないとき、「哀愁を帯びた様」などに用いられる。
(Wikipediaより)

ひとつの明確な意味があるわけではない「なんともいえない感情、状態」を指す、といったところですね。

VERYは根強い女性ファッション誌のひとつですが、この根強さの根底には「エモさ」があるのではないかと思います。



キラーワードが実に「エモい」

僕はファッション業界の人間として、勉強の意味でも女性誌を読むようにしているのですが、その中でもVERYはなるべく目を通すようにしています。

毎号とはいきませんが、VERY読むたびに「キラーワード」的な言葉を目にします。

それがこちら。


「がんばらないおしゃれ」

「力が入ってないおしゃれ」

「着飾ることとはちょっと違う」

「ほどよく華やか」

「ひかえめな華やかさ」

「シンプルでキレイめ」

「ドラマチックな服」

「きちんと感」

「抜け感」


どの言葉も決して一言で、「きれい!」「かわいい!」と言い切らない表現が、まさにエモいなぁと思うのですね。

「きれい!」「かわいい!」という一語をストレートには言わずに、もやっとさせる表現がいい意味でズルい、とも思います。

特に最後に書いた「抜け感」って、レディースファッションにおける女性特有の最強のキラーワードのような気がします。




本質は“自分らしさ”

VERYは、ターゲット的に妻として母として一人の女性として憧れの生活を送る女性をモデルとして起用しています。

そして、ファッションを「女性としての自分を楽しむ手段のひとつ」という視点で捉えていることが、おしゃれの本質をついていますね。

それとは真逆の「男ウケ」「モテファッション」といった、第三者の”ため”であることが目的となった「現象的」なファッションばかりを追っている女性とは、結果的に「女性としての魅力」にも差があらわれるのではないでしょうか。