一度着るととにかく楽で、ちょっと着崩しているくらいが今の気分にちょうどいい。今、洋服に求めることはまさにこんなことではないだろうか。


無理をしない。楽に着られる。機能性も申し分ない。それでいて、ちょっとかっこいい。

今のファッションシーンにぴったりな言葉である。

ランニングやフィットネスの大衆化によるライフスタイルや価値観の変化によって、人が洋服に求める価値にも変化が起きている。

具体的には、アスレチック(運動競技)とレジャー(余暇)を組み合わせた造語「アスレジャー」や、僕自身も今一番注目している「機能服シーン」といったジャンルが、これからのファッションシーンの中心になっていくのではないかと思う。


これはビックリしたことであるが、ノースフェイスは本国アメリカではあくまで純粋なアウトドアブランドでしかないということ。

日本のように、おしゃれファッションブランドには位置していないらしい。

日本では、感度の高い人向けのおしゃれショップもあり、その中でファッションアイテムとして展開されているウェア類は、日本独自企画のものがほとんどということもあるらしく、なんとも驚きの事実である。


ノースフェイス以外にも、日本国内ではランニングやトレランシーンなどから生まれた「機能服ブランド」がどんどん出てきていて、実は一部のコアな人たちで熱狂しているファッションシーンがあったりする。

(僕もそのひとりです)

それらは競技用としての”服”ではなく、ファッションアイテムにもなり得てしまう価値もあわせ持つのです。

こういった日本のブランドたちが、日本から世界に向けた新たなファッション文化を生み出せるかもしれないと僕は密かに思っている。